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評価基準と勉強法




最短距離で小論文を攻略!小論文攻略にはコツがある。

評価基準と勉強法

社会科学系小論文  評価項目別のポイント
@出題意図の把握(20点) A知識度(20点) B問題点の理解度(20点) C論旨の展開(20点) D文章力と表記(20点)


人文科学系小論文  評価項目別のポイント
@主題・論旨(20点)
採点者が・・・第3に注目
A題材(論証能力)(20点)
採点者が・・・第3に注目
B構成・段落(20点)
採点者が・・・まず注目
C語句・表記(20点)
採点者が・・・第2に注目
Dテーマごとのポイント(20点)
文章を左右する重要項目配点減点対象
Eその他 独創性


自然科学系小論文  評価項目別のポイント
@表題(20点) A独創性(20点)
採点者が・・・
まず重点的に見る
B論理能力(20点)
採点者が・・・
まず重点的に見る
C表現能力(20点) D語句・表記(20点)


1.社会科学系小論文の書き方

・・・書く際の注意点・・・

(1)序論・本論・結論の三段構成で、4〜5段落にする
(2)文章は、主語・述語の関係に注意し、出来るだけ短く書く
(3)文末は簡潔にする
(4)各段落で、最初に「まず、・・・について考察する」などの回りくどい前書きは原則として不要。
(5)中身が薄いのに、むげに文章を飾らない
(6)文章の流れを止めるような接続詞の使用には注意する
(7)社会科学の論文では「原則として・・・である」、「一般的には・・・」という書き方、要注意
(8)番号で省略しない/「前者、後者」も避けるのが無難
(9)「・・・と解するのが妥当である」「・・・と考えるべきである」と私見を述べた場合
  必ずその根拠を挙げる必要あり
(10)「・・・が通説である」とういう書き方は避けるほうが無難
(11)「・・・について考えてみよう」とか、「・・・について一緒に考えてみよう」などとは書かない
(12)編入試験・大学院入試は、「人の上を行く」論文を書くことを心がける
(13)「人の上を行く」論文を書くには、答案用紙にどのように書くか、論文の構成に十分注意する


2.社会科学系小論文の勉強法・・・

・・・トピックスを中心として小論文(専門分野の知識を問う専門論文は別途)・・・

(1)社会問題全般に興味を持ち、時事テーマの要点整理ノートを作成
(2)取り上げた時事テーマを、さらに細分化して項目別に整理


1.人文科学系小論文の勉強法・・・

・・・聞いたり読んだりしたことのない言葉は書くことができない・・・・
(1)読書や新聞の活用
小論文を書く上で特に大切なことは、読む力であり、良い小論文を書くためには読書経験があればあるほど容易になる。「課題文読解型」の対策は読書の勝るものはないが、時間的に難しい場合は自分の関心に関わる分野の本だけでも読んでおく。「志望理由書型」や「個人の関心度型」の対策にもなる。
例:英米文学科志望でヘミングウェイの研究希望・・・その作品の県境論文を読んでおく
  哲学科でニーチェを研究対象なら・・・著作や研究論文を
  教育学で社会教育を取り上げるなら・・・関連雄書籍を読む
  毎日の新聞・・・「トピックス型」や「課題文読解型」の優れた教材
(2)題材ノートの作成
 読書や新聞は、文章に慣れると同時に小論文の題材や情報収集という意味もあるので、時間的制約のある人は毎日新聞から題材になりそうな記事を切り抜き、題材ノートを作る。
文学部系・・・少子高齢化社会やジェンダーなどの現代社会の問題は頻出テーマ。男女機会均等法の記事も切り抜き、題材ノートの「ジェンダー」という項目に整理する
新聞の利用法・・・社説やコラム、投書欄などを要約し、自分の意見を書く練習にする。一般と書、専門書からも同様に。さらに、日頃から個人的体験、知人から聞いた話などで強い印象を受けたことも書きとめておくと、十佐愛に試験本番で、題材探しに困らないで済む。
(3)添削指導の必要性
添削された答案はしっかり見直し、書きなおしておくことが大切
(4)試験本番は
本番近くなったら・・・過去問題を利用し指定された時間内に小論文を書き上げる練習を行うこと。
本番で大切なこと・・・時間配分を誤らないこと。
 例:試験時間60分の場合
   構想・・10から15分 書く時間・・40〜50分 見直し時間・・5分
人文科学系の論文作成上の注意点
主題・趣旨に一貫性を保つために・・・・論文作成時には構想メモを作る(序論・本論・結論)
日頃から・・・時間配分を意識して
       「構想を立てる」⇒「小論文を書く」⇒「推敲する」をする訓練をしておく
課題文読解型・・・
 序論・・・導入として課題文の内容を要約して紹介する
 本論・・・実証例、自己の意見を述べる
 結論・・・採フォ、課題文の筆者の主張に触れ、自分が賛成か反対かを明確にする
トピックス型・・・・・比較的自由に書ける
 @テーマにより序論の立て方はさまざまで、国際化など漠然としたテーマの場合
   ・・・序論で具体的に何を論じるか、問題提起する
 A児童虐待などテーマがはっきりしている場合
   ・・・序論で児童虐待を定義したり、拝見に触れたりする
   ・・・出題者の意図を明らかにして論じる方法もある
資料分析型・・・・・
 序論・・・示された資料(データ)から何を考察できるか、論の方向性を示す
 本論・・・資料の読み取り、その背景などについて具体的な分析や実証を行い、その上で自分の考察を述べる
 結論・・・分析結果や首長の再確認を行う。
    本論が何らかの問題提起を含むものなら、今後の問題解決の方向性を示す
課題(テーマ)型・・オリジナリティを発揮しやすい型で、一番自由に書ける
自分の感性で捉えた、いわば感想のようなものでも構わないが、だらだら書いたのでは小論文とは言えないので一定のスタイルに当てはめて書く必要がある
 序論・・・導入部としてこれからどのような方向で論を進めるかを示す
 本論・・・現象を述べるとともに、自分の感想を自分なりに一貫した主張で進める
 結論・・・主張を明確にする


(3)自然科学系論文の書き方

(1)論文の文章構成(定石=「序論・本論・結論」)の大切さについて
定石(囲碁の世界の言葉で、長い時間かかって打ち方の良し悪しを研究して、最も良いとされる一定の打ち方)があるように、文章作成の場合も、どのように書いたら読み手に感動を与えられるか、よく分かってもらえるかという定石がある。
序論問題点を指摘する。字数制限600字なら100字くらい。
 例:テーマが「IT活用と競争力」なら
   ITが日本に入ってきた経緯や日本の出遅れた理由を指摘し、本論に入る
本論問題点や話題の焦点を具体的に展開する
 課題文のある小論文では、賛成、反対どちらの立場でも良い。要は論理が通っているかいないか。体験談を入れると効果的。政治的な絡みや宗教的信仰に及ぶことは避けるのが得策。
・・独創性やユニークさを出すには・・・
最初の思いついた着想は他の受験者も思いつく可能性が高いので、2番目の着想に注目する。
 例:テーマ「公害」なら(横浜市立大学)
多くの人は川崎や四日市市の工場による大気汚染を取り上げるが、新聞やテレビ報道の域を出ず、新鮮味が出ない。第二の発想を帰納法で論じると斬新さが出る。
例:自分自身の周辺における公害の例を人・時・場所の3要素を入れて具体的に述べる
「友達に誘われて釣りに出かけた。受験生とはいえ英気を養うためだ。ところがへ骨の曲がったウグイが釣れた。また、水かきのないカエルも見つかった。そういえば、近くに工場が出来たらしい。・・」と書き始めると、ユニークさが出る。制限字数が600字なら400字が目安。
結論はっきり書くこと。
「私は・・・と考える」「私は・・・と思う」「私は・・・すべきであると考える」など
 例:テーマ「安楽死」(筑波大)について
   ×の例 「安楽死という望みをかなえてやることが愛情なのか、それとも、延命もために痛みや苦しみを
字数制限600字なら100字程度でまとめる。
(2)専門性の高い論文対策
 @専門の辞典を利用し、語句説明は出来るように。短い文で専門用語が的確に使えるようになればOK。
 A理系は、専門の勉強を活かした職業に就く可能性が高いため、将来何を目指すのか具体的に目標を明確に。
 志望する学部学科に固有なものは、面接対策も兼ねて志望動機を整理しておく。


<採点のポイント>

(1)第一に、採点者は全体の構成を見て採点する
 論旨の明確さや独創性を重点的に見て、個々の細部はその次に見ている。何を書くかという構成には、制限時間の1/3を充ててもよい。構成が出来たら一気に書く。
 例:制限時間が60分なら、構成に20分、書くのに30分、推敲に10分。
(2)第二に、素材の新鮮さを見て採点する
独創性のもとは、新鮮な素材からなので、日頃から素材(基礎知識)の入手に心がけておくことが大事。
 ○他人の書かないことで新鮮味を出す
 例:環境ホルモンならコルボーンの『奪われし未来』
   尊厳死なら森鴎外の『高瀬船』
   湿地の保護と開発なら『ラムサール条約』など、
論文中に書くとなるような用語を使うと、展開に新鮮味が出るし、また貴重な体験(背骨の曲がった魚を釣ること)を導入すると読み手にハッという印象を与える。
 ○自然科学系では受験者の資質が問われる
  @医者として適切なな人格の持ち主か
  A実験室で長時間共同研究をしていくのに、必要な健全な判断力を持ち合わせているか
  B自分の言いたいことに対して熱意とアイディンティティをもっているか


<自然科学系論文の勉強の仕方>

(1)まず教養(情報)を身につけること。(特に自然科学系の受験者は重要視)
@本を読む・・・小論文として活用できるところをメモってファイルし時々開いてみること。
論文のテーマによっては、どうしても読んでおかなければならない本(参考文献)があるが、読む時は斜め読みでも良いので1週間以内に終える。1ヶ月もかかると印象が薄れて筆者の主旨が分からなくなる。
A新聞を読む・・・特に署名のあるコラム欄は参考になる
ある期間連続して読み、コピーや切抜きをしてファイルする。たまると利用価値が出てきて、論文の財産となる
B情報を得る方法の1つとして、講演を聴きに行く・・・
専攻以外の講演を聴くと、全く別の角度からの情報が入るので思いのほか参考になることが多い。
その際は、講演の要旨や講演者の姿勢のあり方などをメモしておき小論文作成の機会を待つ。
C講義を受けた先生に積極的に話を聞きに行く・・・
(2)意見交換をする
(3)その他
勉強方法については、人文科学や社会科学系分野も参照する。