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表記ルール




最短距離で小論文を攻略!小論文攻略にはコツがある。

小論文 「表記ルール」 編

「作文」と「小論文」の共通のルール 編

(1)文体は「小論文」「作文」文章語で書く
 @作文の末尾の表現は、「です」「ます」の敬体が適切(敬体は本来会話体で使 うもの)
 A文章語の末尾の表現は、強調したい時「のである」が最も適切で、通常は終止 形で終わるようにするのがよい。また、「のだ」で終わると主観的印象が強くな り、冷静な意見として読みにくいので避けたほうが無難。
(2)「結論」部では「のである」にするのが原則
 「思われます」「思います」は使わない。文章の途中では変化を持たせる意味で 、「ねばならない」「ねばならないのである」を中心に、たまに「と思う」を混ぜて文末表現に変化をもたせるのがよい。
 (注)「作文」「小論文」の結論部で使用禁止の「婉曲」表現の例
  @「推量」・・・・・・・・・「でなければならないだろう」
  A「推量+疑問」・・・「でなければならないのではないだろうか」
  B「不確実な推量」・・「でなければならないかもしれない」
  C「責任転嫁」・・・・・「でなければならないと言われている」
  D「ぼかし」・・・・・・・「おおよそ○○でなければならない」
(3)主語は男女とも「私」で、「僕」は使わない
(4)他に避けたほうがよい表現
 @「たり」を2回使う・・・「政治改革をしたり経済対策を立てたりしなければ ならない」
 A「せる」で済むところを「させる」にしない・・・「やらせる」でよいのに「 やらさせる」とはしない
 B接続詞などを略した言い方にしない・・・・・「けど」「そうなんだ」「思っ ちゃう」などは
   ⇒「けれども」「そうなのだ」「思ってしまう」にしなければならない。
(5)必要以上に重い表現を使わない
 ・・・接続詞で「ゆえに」「しかるに」「はたまた」などの古風な表現など


減点対象となる基本ルール 編

減点ポイント1  基本的な原稿用紙の使い方
 (1)書き出しでは「一マス」空ける。
 (2)改行後の新しい段落を書き始める場合は、最初の「一マス」空ける。

 ***段落を分ける目安***
  @対照的な内容を続けて述べている場合
  A具体例と論を続けて述べている場合
  B話題や時間的要素、場所的要素が変わった場合
  C問題提起や結論などを強調したい場合

   ※段落分け・・・文章の内容によって分けるが・・・800字までなら200字で1段落数が適当
   例:「ゴミ問題」をテーマに、その原因と現状、解決策を述べる場合
 (3)文章の最後につける「。」(句点)や途中につける「、」(読点)などの処理は文字と同じ扱いになるので、原則「一マス」を使って書く。
  例外・・・前の文字が行の最後に来た時は、前の行の最後、前の文字と同じ「マス」に書く
    《〜だった。》の場合、最後の文字は「た。」と「一マス」に書く。「。」を次の行に書くと 採点者に門前払いされる。
 (注)句読点の間違った使い方
  例・・・  ハイジは泣きながら走り去るペーターを追いかけた。
  修正したもの・・・
   @・・・ハイジは泣きながら、走り去るペーターを追いかけた。(ハイジが泣いている場合)
   A・・・ハイジは、泣きながら走り去るペーターを追いかけた。(ペーターが泣いている場合)
減点ポイント2  カギかっこは「 」と『 』を使い分ける
  @小説や音楽などの作品名は、二重カギかっこでくくる。
   例:《太宰治の『人間失格』には・・・》
  Aカギかっこの中にかっこが出てくる場合は、二重カギ『』を使う。
   例:《「外国で現地の人から強く『ノー』と言われて驚いた」という話を聞いた。》
  B他人の文章を引用する場合、引用文をカギかっこでくくる。
   例:《課題文によれば、「日本の国力は衰えている」とあるが》
    課題文によっては、引用すると文章が長くなることがあるので、内容を要約し
    て書く必要がでてくるが、この場合もふつうの「 」でくくる。但し、
    不用意にカギかっこを使うと引用と誤解されるの で、
   《課題文をまとめると、「・・・・」となる》や
   《筆者は、「・・・・」と述べているが》のように書く。
  Cカギかっこの中の文や語句の最後は、句点を書く必要は無い。
   例:課題文を引用して《「・・・だった」とあるが》と書けばよい。
  D語句を強調するためにカギを使う事があるが、この場合も句点はいらない。
   例:《「公平・公正・迅速」の三大原則は・・・》と書く。
減点ポイント3  略語は、全国紙で使われているもの以外は使わない
  @ハートマークや「!」「?」は、小論文には不向きで、採点者に悪印象を与える。
   日本語の基本的な文章は使ってもよいが、補助記号はできるだけ使わない。
  <使用禁止の補助記号>
 (   )、・・・説明の足りないところを後から補うものなので、文章の説明力不足を感じさせるので使わない。
  ・・・・・・、・・・は、省略や余情を表すものだが、「小論文」には必要ない。「作文」でもいらない。
  !  、  ・・・は強調符であるが、感情的な高ぶりを感じさせてはいけない。「作文」「小論文」は理性的に書く。
  ?  、  ・・・は日本語の文章では本来必要がない。「か」を用いれば十分に疑問は表せる。
  絵文字、・・・は「作文」「小論文」では禁止。
  <使用可能な補助記号>
  「 、」・・・・・は打ちすぎではならない。

  @文章構造を表すために打つ・・・
   言いたいことの大きなまとまりごとに打って、その中の小さい区切れ目などには
   あまり打たないようにする。
  A文法上の必要があるときに「 、」を打つ・・・
   例文:「弟が泣きながら逃げていく妹を追いかけていく。」の場合、
    どちらが泣いているのかわからない
   「弟が泣きながら、逃げていく妹を追いかけていく。」泣いているのは弟。
   「弟が、泣きながら逃げていく妹を追いかけていく。」泣いているのは妹。

  「 、」・・・・・は次の行の頭に書かない。

  @「 、」「 。」は、行の最後のマスに一緒にいれるか、下にはみ出して書く。
  A単独の 」は行の最後で 。」は次の行頭が見やすい。

  「作文」「小論文」の印象点がいいのは、角ばって濃くて見やすい字
   悪い字は・・・薄い字は採点対象にならない可能性もあるので、鉛筆はHB、筆圧の弱い人はB。
   印象の悪い字・・・女子がよく書く丸みを帯びた字。
   汚い字・・・・・汚い字はだらしない字が多いので、字は角ばらせて書く。
  原稿用紙    @読点は行頭に打たず、前行末の欄外に打つ
   A鉛筆の濃さはHB以上でH以下は不可
   B字の大きさは、小さいのは不可
   C癖字・体言止め・倒置法・感嘆符・省略形も不可
   D漢字で書けるものは漢字で書く
  A流行語は使わない
  Bゲームセンターを「ゲーセン」、ファミリーレストランを「ファミレス」などの
   略語も文章の品格を落とすので略さずに書く。
  C「パソコン」「MD」など、すでに略語が正式名称のようになっているもの、
   例えば、全国紙で使われている言葉は、そのまま使っても差し支えない。
  D原稿用紙を見て、カタカナが目立つ文章は、知的な印象を与えないので
   外来語以外はカタカナを使わないほうがよい。
   「擬音語」の多用や、「オレ」「センセイ」などが逆効果。
   <略語>
   省エネ・・・省エネルギー ODA・・・途上国援助
   バイト・・・アルバイト JICA・・・国際協力事業団
   NGO・・・非政府組織 PKO・・・平和維持活動
   ※カタカナ言葉は、はっきりと日本語として定着しているものにかぎって、少なめに用いる
減点ポイント4 原稿用紙が縦書きか横書きかで、書き方のルールが異なる
@縦書きの文章の場合は、漢字、ひらがな、カタカナを使うのが原則なので、
 数字は「一〇〇」又は「百」と書かなければならない。
A文章中にアルファベットや英語を使わなければならない時は、
 PKOなどの略語は一マスに一字づつ書けば良い。
 また、「book」などの場合は、一マスに二文字づつ書く
 《文字を縦にして一マス目 bo 二マス目は ok 》のように書く。
B「%」「m」「Kg」等の単位は、
 カタカナ表記で「パーセント」「メートル」「キログラム」と書く。
 横書きの例・・・_が1マス

 国は、既設の焼却炉が 20 20 年12月の規制強化までにクリアしなければならない煙突からの排ガス の暫定基準を 80 ナノグラム (1 ナノグラムは10 00 )としている。


減点ポイント5  話し言葉は、論旨まで幼稚と思われる
 ※「会話体」と「文章語」を分ける一番のポイント 文法的には、間投助詞・終助詞は使用禁止。
間投助詞・・・文中または文末の文節に付いて、語調を整え、感動・余情・強調などの意を添える 助詞。
   現代語の「な(なあ)」「ね(ねえ)」「さ」「よ」など
終助詞・・・・・種々の語に付き、文の終わりにあってその文を完結させ、
   希望・禁止・詠嘆・感動・強意などの意を添える助詞。
   現代語では、「か(かい)」「かしら」「な」「ぞ」「ぜ」「とも」「の」「わ」「や」など
<注意事項>
@「しかし」・「したがって」・「だからといって」を、「でも」「だって」「なので」「だからって」等の話し言葉で書くと、
 いかにも幼い感じで採点者に好印象を与えず、論旨まで幼さなく見られかねない。
A「いろいろな」「している」も、「いろんな」「してる」なども使わない。
B「〜しないべきだ」は、「〜すべきではない」「〜してはならない」が正しく、「違った」「違っていた」「違かった」も間違い。
C「ら抜き」言葉「見れる」「食べれる」は、市民権を得られた感はあるが年配の採点者の場合もあるので
 「見られる」「食べられる」の方が好印象となる場合もある。
大学の先生が嫌う言葉づかいは、可能の「れる」、単数の「とか」、強調の「超」、形容詞+「みたい」など単数の「とか」は使わない・・・
 ×「好きなものは、コーヒーとかね。」 正しくは⇒ ○「コーヒーとか紅茶とかが好きだな。」
 ×「コーヒーとか、飲もうよ。」 正しくは⇒ ○「コーヒーを飲もうよ。」
※「とか」は非常に会話的な語であり、文章語にはふさわしくないので一切使わない。
 ・強調の「超」は使わない・・・代わりに「とても」や「非常に」を使う
 ・「みたい」は文章には使わない・・・「ようだ」「ような」で置き換える
D分かりやすい見分け方として、命令形が「れ」で終わるものは「れる」、「ろ」で終わるものは「られる」と覚えておけばほとんど当てはまる。
 「見ろ」「食べろ」・・・「見られる」「食べられる」
 「走れ」「帰れ」・・・・「走れる」「帰れる」
※正しい言葉づかいを学ぶには、NHKのアナウンサーが手本となる。
※どんなことにしろ会話らしい表現を避ける

減点ポイント6  「うろ覚え」の漢字は使わずに、別の表現を使う
@誤字としては、「絶対」を「絶体」と書いてしまう間違い。
A連体詞や副詞はひらがなで書けば十分なので、「折角」や「兎角」、「其の」や「或る」などは「せっかく」「とかく」、「その」「ある」と書けばよい。
B「閑散」などの場合、「かん散」とひらがなを交ぜて使うことは避ける。
C熟語を書く場合は、全て漢字で書くのが原則だが、新聞の「語い」「覚せい」などと漢字とひらがなを交ぜて使うことがあるが、新聞の場合は常用漢字で書か無ければならない特殊なケース。
D「かんさん」では「いかにも漢字が分かりません」という印象をあたえるので、別の言い回しを考える。例えば、「ひっそりした」とか「静かな」と書けばよい。

減点ポイント7  文章の訂正は全体で二箇所くらいに抑える
@文章の間違いは、消しゴムで直すのが基本。
A鉛筆で訂正する場合は、線と記号を使って綺麗に書きなおす。
B訂正する場合は、できるだけ見た目を美しく書くこと。
C訂正箇所は二箇所までにとどめる。多いと内容まで粗雑なものに見られかねない。

<消しゴムを使えない時の非常手段>
(1)2・3文字の訂正の場合は、行間に小さい文字で加えたり、線を引いて消したりする。
  ただし、内容重視の大学なら減点対象にならないが、短大や推薦入試では避けるのが無難。
(2)推敲でちょっとした間違いに気づいた場合の訂正・・・
 ・三文字消して二文字しか書かない場合や五文字書く場合には、消したい文字の上に二重線を引きその右側に加えたい文字を書いていく。
 ・加えたい文字が無く、ただ消したい時は、二重線を引いたままにしておく。
 ・消したい文字が無く、加えたい文字だけの時は、差し込みたい箇所に「 { 」の記号を書き、その横に文字を書き加える。
 ・不要な文章を消しゴムで消したら、空いたマスができた場合は、空いたマスに×を付けておけばよい。

減点ポイント8  文体は「だ・である」調が原則
※文体を統一する(文体は2つ)
原則として小論文は「断定」を用いる
 必要に応じて婉曲([思われる」)がよいか断定だが「思う」という言葉を
 挟み印象を和らげる中間くらいの言い方を使い分ける。
@常体:語尾が「だ・である」調・・・小論文向きの文体で、改まった難しい文体の印象だが
 主張を書くには説得力のある文章になりやすい。
 「志望動機」や「自分について」など作文に近い課題では許されるが、基本は「だ・である」調が原則。
A敬体:語尾が「です・ます」調・・・作文向きの文体で、文章が平板になりやすい。
B体言止めを多用すると、論理的というよりは感覚的な文章になりやすいのでエッセイや文学の世界で使うにはいいが、
 小論文には不向き。
 文末が「だ・である」ばかりになると、読んでいて煩雑な感じがするので、
 文末に「ヴァリエーション」をつける

<注意> ・・・・文末の「ヴァリエーション」・・・・
 @ 花の美しさというものがあるわけではない。
 A そうした場合も確かにあるかもしれない。
 B たしかにそういう場合もあるだろう。
 C それでも、咲いている花を見れば誰でも美しいと思う。(動詞の終止形)
 D 咲いている花は美しい。(形容詞の終止形)
 E 海はとても穏やかだ。(形容動詞の終止形)
 F それこそが真の姿だ。
 G それこそが真の姿である。
 H 世間の評価は正しいにちがいない。
 I それはとても清らかな姿をしていた。


減点ポイント9  段落は論理が区切れるところで分ける

減点ポイント10  ダラダラと長い文(一文は長くても60字以内にとどめる)

 短い文の方が、文章が簡潔に締まって見え、読み手に明晰な感じを与える

@「長い文章は悪文に陥りやすい」。文章を把握するには、主語と述語を押さえれば分かるが、一文が長いと、
 どれが主語でどれが述語か分かり難くなりやすい。
A小論文の場合は、一文を60字以内に抑えるようにする。
B一文を短くするコツは、接続助詞に注意する。

:《・・・・だが、・・・・・だ》なら、「だが」の部分で切って、《・・・・・だ。だが、・・・・だ》とする。

減点ポイント11  主語と述語が対応しているかどうかをチェックする
※主語と述語があっていないケースで多いのが、動詞の重複・・・
:「私が思うのは、・・・・と思う」や「必要なのは、・・・・が必要だ」の類で、
 「私が思うのは、・・・だ」など といった言い回しに訂正する。
主語と述語が「ねじれ」ないようにするには、一文を短くすること。

減点ポイント12  小論文ではキーワードの重複はいいが、文章の重複は絶対に避ける
:冒頭で使った文章を、最後のほうでまた使うと、論理がうまく展開していない結果とみなされ、
  減点の対象になりやすい。

減点ポイント13  制限字数に足りない時は、具体例を入れて字数を増やす
(注1)「・・・字以内で書け」とある場合
 @どんなに少なくても半分以上は書かないと、問答無用で不合格ということもあり得る。
 A早慶レベルの大学は、字数制限の8割以上を最低ラインに設定しているケースが多い。
(注2)「○○じ程度」という出し方の場合
 「○○字」のプラス・マイナス10パーセントと考える


減点ポイント14  時間配分はあらかじめ決めておく
(注)どんなに素晴らしい内容の小論文でも、結論まで書かれていなければ、それだけで不合格になる。

減点ポイント15  空欄に要点を書いておくと論旨の破綻を防げる
 @受験小論文で当初のアイディア以外の事を書くのは、論旨を破綻させるので、
  最初の「こう書く」と決めたら、それにしたがって書く
 A原稿用紙の空欄に段落ごとの要点を書いておく
  例:「グローバル・スタンダード」という課題なら
  第1段落 「日本はもっと国際化しなければならないと言われるが、そんなことはない」
    といった内容を何行使って書くかを決め、その上あたりに書く内容をメモしておく。
  第2段落 「確かに日本は、諸外国に比べ閉鎖的な部分があるかもしれない。
   だが、国際化することが本当に正しいのか」と言った内容を書くなら、
   同じく原稿用紙の第2段落近くの上に書いておく。
  第3・4段落 も同様に
 B書くときは、時々このメモを見ながら、自分の書いている内容がメモから外れていないかどうかをチェック。

 段落単位で常にチェックしていると、論旨がズレそうになっても軌道修正は簡単にできる

減点ポイント16  志望先の価値観と合う内容で自分をアピールする
※短大や教育系、医療福祉系や一般企業の小論文は、あまりユニーク意見は受入れられない事が多い。
但し、難関大の文学部などでは、他人と違ったユニークな意見を書いたほうが高得点を得やすい。
@小論文には、適性を見る役割がある
 ・医療福祉系の場合・・・論理的思考力は必要だが、感情に流されるようでは困る。
    同時に、困って いる人を助け、弱者の身になって考える態度が大事なので、
    もし、小論文の中に弱者を見下すような態度が見えたら、その人には、
    その学科で学ぶ適性が無いとみなされる。  ・法学部系の場合・・・・・人権重視の立場をとるべきだ。
 ・工学部系の場合・・・・・《科学技術は人間を不幸にするので、人間は科学技術を否定すべきだ》
    などと書いたら自己否定になる。
 ・入社試験でも・・・・・・・左翼的な出版社では、左翼的な事を書く必要がある。
 ・慶應義塾大学の総合政策学部と環境情報学部では・・・・コンピュータを用いたアメリカ式の教育を
    行なっているが、そこで《コンピュータは害になる》と書いたら、自分から落としてくれと
    いっているようなものだ。
A志望先がどのような価値観を持っているのかを事前に調べておく
大学案内などに求める人材が書かれているが、きれいごとを書くことが多いので全てを受入れるのは危険だが、求めている人材を探るヒントにはなる。